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Project Story 02 青海コンテナ埠頭リニューアル事業(第一期工事)

東京営業所 工事課長

東京営業所 工事課長

2000年入社。「就職氷河期だったので、色々な職種を受けました。入社当時は施工管理という仕事について、特にイメージを持っていなかったのですが、モノづくりが好きだったので性に合っていたのか、今まで続けられています」

既設施設を取り壊し、埠頭を一から再構築

東京港の物流を支える重要拠点、青海コンテナ埠頭。今回のプロジェクトは、稼働していたコンテナを一時的に移動させ、既設の舗装や施設をすべて取り壊した上で、新たな埠頭へと作り変える大規模なリニューアル工事でした。

施工面積は約88,000㎡におよび、アスファルト舗装だけでも63,939㎡という広大な規模です。コンテナを運ぶ巨大クレーン(RTG)の走行路版や複雑な電気管路の埋設など、埠頭特有の設備を精密に配置していく技術力が求められる現場となりました。

既存施設を取り壊すところから工事がスタート
既存施設を取り壊すところから工事がスタート

既存施設を取り壊すところから工事がスタート

幹事会社として複数業者を束ね、工程を管理

このプロジェクトでは、舗装工事だけでなく電気工事や建築工事も同時に進行していました。各社の施工エリアや通行路が重なり合うため、自社の進捗だけを優先することはできません。

私たちは請負金額が最も大きい「幹事会社」として、全体の工程調整を担いました。毎週の調整会議を通じて「どのエリアをいつまでに仕上げて他業者に引き渡すか」といった緻密なスケジュールを組み、現場全体が滞りなく動くための環境を整えました。異なる工種が混在する中で、全体を俯瞰した管理が不可欠な現場でした。

電気設備や係留装置、給油タンクなど他業者との連携調整が重要
電気設備や係留装置、給油タンクなど他業者との連携調整が重要

電気設備や係留装置、給油タンクなど他業者との連携調整が重要

緻密な工程表で乗り切った、完遂までの3カ月

工期は約1年という限られた期間でしたが、最大の山場は終盤に訪れました。1月末時点での進捗率は70%。残りの3カ月で毎月約10%の出来高を上げなければならないという、非常にタイトな状況でした。

私はパズルを組み立てるように緻密な残工事の工程表を作成し、若手主体のメンバーに共有しました。雨の日でも可能な作業を粘り強く進め、最後は夜間作業や休日出勤も含め、チーム一丸となって現場を動かしました。協力会社の方々も、長年の付き合いから「全員集合」の体制で助けに来てくれた。この一体感こそが、遅延の許されない巨大プロジェクトを支える原動力となりました。

大詰めの舗装工事

大詰めの舗装工事

仲間を「信じて任せる」ことで見えた新しい景色

今回の巨大な現場は、私自身の仕事への向き合い方も変えてくれました。これまではつい自分で仕事を抱え込みがちでしたが、この規模のプロジェクトを一人で回すのは不可能です。工程や安全を俯瞰しつつ、仲間の力を信じて役割を任せる。それによって若手職員が自ら考え、主体的に行動して自信をつけていく姿を目の当たりにしました。

建物の上から完成した広大な埠頭を見渡し、新しいクレーンが動き出す光景を確認したとき、ようやく「地図に残る仕事」を成し遂げた実感が湧きました。チームで一つの目標をやり遂げた経験は、次世代の若手にとっても大きな自信になったと感じています。

施工内容 アスファルト舗装面積:63,939m2 可変側溝:1,076m 管渠:164m RTG走行路版:680枚(4,500m) RTG係留装置:42基 コンテナ載荷版:1,542枚(4,300m) 電気管路:36,791m 電気マンホール:69基 変電所基礎:一式 給油所:コンクリート舗装1,969m2、30kL油槽タンク
施工方法 既設のコンテナヤードの取壊し(舗装版、走行版、コンテナ版、排水施設、電気管など)→RTG係留装置→排水工事→電気工事→RTG走行路版・コンテナ版→アスファルト舗装→区画線・フェンス

日々の積み重ねで“運”を呼び込む!

“運”も仕事の一部です。与えられた縁や機会を大切にし、“運”を生かせる準備と姿勢を持つ。その日々の積み重ねが、さらに良い“運”を呼び込み、結果として安全で良い現場へとつながると実感しています。