リ・タンスイシステム
雨水貯留浸透施設
雨水がビルや路面舗装で地中への浸透を遮られることにより、都市型洪水を引き起こし、また都市に潤いを与える街路樹などの育成に影響します。多くの自治体や企業等では、環境開発による雨水放流の増加や都市型洪水防止のため、雨水流出抑制施設の導入を積極的に進めています。
リ・タンスイシステムは、『ジオプールAE-1工法』を用いた佐藤渡辺の雨水貯留浸透施設です。
プラスチック製雨水貯留用滞水材を利用し、求められる雨水流出抑制施設を短期間で施工し、導入コスト削減に貢献します。
リ・タンスイシステム(ジオプールAE-1)の特長
技術評価認定
ジオプールAE-1は(公社)雨水貯留浸透技術協会の技術評価認定を取得しています。(雨水技評第26号)
環境保護のエコマークを取得
容器リサイクル法に基づく家庭ごみのプラスチック材を原材料として再利用しているため、エコマークを取得し、環境保護に協力しています。
最大クラスの高強度
50t 吊りクレーンの通過や吊り荷作業が可能で、かつ、大型車(T-25)の走行だけでなく駐車帯として使用可能な、プラスチック貯留浸透工法として最大クラスの高強度を有しています。上記使用には条件がございますので、事前にご相談ください。
優れた耐震性
レベル2相当(阪神淡路震災等)の地震動に対応しています。
貯留槽内部の点検が可能
砕石空隙貯留工法等と異なり、点検孔から内部を目視点検出来るので、槽内の水位や堆砂状況の確認が可能です。
槽内への流入土砂の集積・排出が容易
土砂捕捉水透過壁システム(土砂フィルター)を槽内に組み込むことで、バキューム装置による流入土砂の排出が容易に出来ます。
コストダウンに貢献
運搬・組立が効率的に行えることから、短い工期での設置が可能で、コストダウンにも貢献します。
賠償責任保険が付帯
第三者賠償責任保険が付帯しておりますので、供用後にリ・タンスイシステムの瑕疵に起因する事故があった場合に約款に従い補償されます。
プラスチック製ブロック
AE-1工法
AE-1工法は「容器包装リサイクル法」に基づき、一般家庭ゴミから回収される容器包装系プラスチックをリサイクルした原料を使用している環境に配慮した商品であり、エコマークを取得しています。
類型名:土木製品 Version1.19 類型番号:131 認定番号:21 131 003 再生プラスチック98% |
型名 | ジオプールAE-1 |
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材質 | 再生オレフィン系プラスチック(PP・PE) |
サイズ | 545×545×260mm |
単体重量 | 5.0 kg |
短期鉛直許容応力 | 258.0 kN/m2 |
長期鉛直許容応力 | 60.0 kN/m2 |
短期水平許容応力 | 152.8 kN/m2 |
長期水平許容応力 | 48.2kN/m2 |
空隙率 | 93 % |
耐震性 | レベル2地震動に対応 |
施工事例
目的別施工タイプ
リ・タンスイシステムには、目的別に施工タイプ(貯留型、雨水利用、浸透型、浸透貯留型)を用意しています。管渠を介しての雨水流入のほか、貯留槽上部からの浸透水も貯留するため、パーミアコン(ポーラスコンクリート舗装)とリ・タンスイシステムを組み合わせることで、より高い雨水貯留浸透機能を発揮させることが可能です。
貯留型
雨水貯留槽の側面および底面を遮水シートで包み、集中豪雨による雨水を雨水貯留槽にて一時貯留する事により、雨水が下水道や河川に一気に集中する都市型洪水を防ぎます。オリフィス等の放流設備との組合せにより、下水道や河川の許容放流量まで流出を絞って放流します。
浸透型
雨水貯留槽を透水シートで包み、集中豪雨による雨水を雨水貯留槽にて一時貯留し、ゆっくりと地下に浸透させます。都市化により低下した保水機能の回復や水循環の再生に寄与し、周辺環境に潤いをもたらします。
土砂捕捉水透過壁システム
リ・タンスイシステム用の土砂流入対策設備です。透水シートと開孔されたプラスチック製壁で構成された『土砂捕捉水透過壁』を槽内に組み込むシステムで、貯留槽内部への土砂・ゴミの浸入を防ぎます。雨水貯留設備に求められている、メンテナンス性を向上させたシステムです。