技術・商品情報TECHNOLOGY & PRODUCTS

エクセレント・エポック

高耐久型アスファルト舗装

エクセレント・エポックは、特殊な可撓性エポキシ樹脂と改質Ⅱ型アスファルトとの複合バインダを使用した高たわみ性、耐流動性に優れた熱硬化性加熱混合物を使用した舗装です。複合バインダは、アスファルト中に分散した可撓性エポキシ樹脂が混合時の熱エネルギーと経過時間とにより重合反応が進行し、アスファルト粒子間においてマトリックス状に硬化物が形成され、アスファルトの特性からエポキシ樹脂の特性に相転換して強力な接着力、粘弾性を発揮します。

国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)に登録(掲載終了)

技術名称 : エクセレント・エポック
NETIS登録No. : TH-120028-A
NETIS登録年月日 : 2013年3月7日

特性と効果

高耐久

バインダ量が多く空隙が小さくなるため、水密性に優れており、耐久性があります。

耐流動性、耐摩耗性に優れている

バインダの強度および骨材との接着力が大きいため、耐流動性(変形に対する抵抗性)、耐摩耗性に優れています。
また、温度変化による強度、およびひずみの変化が少ないため、特に舗装路面温度が上昇する夏期の流動抵抗性に優れた表層材料です。

たわみ性に優れている

接着力、粘弾性が大きいため、たわみ性(ひび割れが生じないように抵抗する性質)に優れています。

作業性向上

バインダに使用するエポキシ樹脂は、可使時間(混合後3時間程度)以内では低粘度の液状を呈するため、混合物の製造および施工は通常の混合物と同程度以上の作業性を有しています。また、エポキシ樹脂の計量、ミキサへの投入以外は、通常の混合物と同じ機械で製造、施工が可能です。

適用場所

  • 改質II型アスファルト混合物で対応できない流動区間
  • 極端に大型車通行量の多い区間や超重車輌が走行する区間の表層・基層
  • 耐摩耗性の要求度が大きい区間
  • 高耐久性が要求される橋面・高架(特に鋼床版)、トンネルなどの表層・基層
  • 長寿命化を目的とした舗装
  • 上記以外で舗装の長寿命化が要求される箇所(ライフサイクルコストの低減に繋がる)