中温化アスファルト混合物
フォームド技術を用いたアスファルト混合物
フォームド技術とは、高温のアスファルトに少量の水を高圧噴霧混合することで、水が急激に気化してアスファルトを発泡させる技術です。発泡によりアスファルトの見掛け粘度が低下し、混合性が向上すると共に、泡を発生させその泡のベアリング効果により、作業性と締固め度を向上させる事ができます。あわせてアスファルト混合物の製造温度や施工温度を最大30℃程度下げても品質や施工性が確保できます。これによりアスファルト混合物製造時の燃料消費量の削減に伴い、CO2排出量が最大20%低減することができる環境に配慮した製品です。 【 アスファルト混合物事前審査認定済み 町田共同アスコン) 】
フォームド性状イメージ
今後の展望
混合物製造温度の低下を可能にし燃料消費量を減少させることによりCO2排出量の削減が可能になります。今後全国の工場に積極的な展開を図っていく方針です。
特殊添加剤を用いたアスファルト混合物
中温化アスファルト混合物は,加熱アスファルト混合物製造時に、アスファルトの粘度を一時的に低下させる特殊添加剤(発泡剤、発泡強化剤)を添加することにより,通常のアスファルト混合物の製造温度を最大で30℃程度低減させた加熱アスファルト混合物です。この製造時の温度低減により、地球温暖化防止に寄与するCO2排出量の削減のみならず、可使温度範囲が大きくなり施工性が改善されるため、寒冷地での品質確保、作業性の向上に加え、交通開放時間の短縮が可能となります。
■用途
・CO2排出量の削減による地球温暖化防止対策
・急速施工、早期開放による交通規制期間の短縮・寒冷地や冬期の温度低下による施工性改善
特性と効果
- 加熱アスファルト混合物製造時のCO2排出量削減
- 加熱アスファルト混合物製造時の熱劣化低減に伴う品質向上
- 寒冷期における施工性改善