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Project Story 06 菅生スマートインターチェンジ

宮城営業所 工事長(当時) 東北支店 担当課長(現在)

宮城営業所 工事長(当時) 東北支店 担当課長(現在)

地元の秋田の空港でパーミアコンを使った景観工事が行われているのを目にし、興味を持ったのが入社動機。道路だけでなく、景観工事や震災復興など様々な工事に携わり、現在入社27年目。「佐藤渡辺の社員は人柄がいいので、長く働ける会社です」。

佐藤渡辺初のスマートインターチェンジ工事

スマートインターチェンジは、ETC専用のインターチェンジで、本線接続もしくは既存のパーキングエリア内に作られます。今回の菅生スマートインターチェンジは菅生パーキングエリア内に作られたもので、2023年3月25日に開通しました。

高速道路工事は数多く実績がある当社ですが、スマートインターチェンジ工事は今まで受注に恵まれず、今回が初めての工事となりました。新しいチャレンジとして施工実績を増やすこと、複数工種が経験できるため技術者のスキルアップにつながること、また地域への宣伝効果も見込めるとの判断から、入札し、受注に至りました。

実際に、本件終了後に他業者から「あそこの工事をやっていたね」と声をかけられたので、注目度は高かったのではないかと思います。

「鋼のチームワーク」と若手技術者の頑張りで課題をクリア

スマートインターチェンジの工事は、一般の道路と異なり、舗装だけではなく用・排水構造物、防護柵に加え、土工事、通信管路、標識等の多くの工種が含まれていました。今回は合計7社との日程調整などが求められました。

私たちの担当範囲である舗装工事は4月からスタート予定でしたが、天候などの影響もあり土工事からの引き渡しが4ヶ月伸び、8月からのスタートに。東北とはいえ厳しい暑さの中でのスタートは、工期だけでなく体調面で厳しいものがありました。

用・排水溝の施工

用・排水溝の施工

高速道路上に標識板を設置

高速道路上に標識板を設置

当然のことですが、スタートが遅れてもインターチェンジの開通日は変わらない。この遅れを挽回するために、交通規制や標識工事を複数の協力会社で同時に施工することになりました。また当社も経験の浅い若手が配置されていたので、多くの関係者がピリピリした緊張感の中で仕事をすることになります。だからこそ、私が心がけていたのは「風通しの良い現場にすること」。お互いの顔を見て話を聞き、ちょっとした声かけをマメに行うことで雰囲気を明るくし、チームワークを醸成。私たちの「鋼のチームワーク」で、多くの課題をクリアできました。

アスファルト転圧工事

アスファルト転圧工事

階段・手すりの設置工事

階段・手すりの設置工事

工事中には、発注者からの追加、変更指示が少なからずありましたが、それらの課題を臨機応変にチームワークで解決。それを発注者から「困ったときの佐藤渡辺」として評価していただけたことが、何よりうれしいことです。
そして、最後の追い上げにはベテラン社員の応援もあり、無事開通を迎えることができました。

女性技術者の活躍が目覚ましい

今回の工事には、女性技術者が2名参加しました。当時、一人は新入社員で、もう一人は入社2年目。もちろん体力的な面で男性技術者と差はありますが、知識や能力、仕事に対する熱意や積極性は変わらないか、むしろ男性よりもしっかりとしているのではないでしょうか。

発注者にも女性の技術者がいらっしゃったので、こちらから声をかけさせていただいて意見交換会を開催しました。このような場があると、お互いの仕事に理解が深まりますし、その後の関係性も良くなるので、今後もぜひ積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思っています。

苦労を共にした女性技術者。現在は東北道の工事に携わる

苦労を共にした女性技術者。現在は東北道の工事に携わる

ゲートを通過する車を見送り、感慨無量

新規開通のインターチェンジを最初に通過することを目的に、ゲートには開通時間前から車が並びます。私はちょうど、開通時間にゲート前のカラーコーンをどかす作業をしていました。

私のすぐ横を通り抜ける車を間近に見て、工事が終わった達成感を噛み締めました。私を始め、当社の社員には初めての経験ばかりでしたが、無事故無災害で終われたことが、それぞれの自信と経験になったと確信しています。

スマートインターチェンジ周辺では開発が進んでいる

スマートインターチェンジ周辺では開発が進んでいる

施工内容 アスファルト舗装工、道路付属施設工

東北地方オススメの郷土料理

昼間の疲れを夜のビールと一緒に飲み込み、アルコールとともに体内で分解してしまうことが得意です。各地の郷土料理をつまみにするのが、楽しみですね。今は青森県にいますが、せんべい汁やイカメンチが絶品です。