ほぼすべての道路がコンクリート舗装されている名古屋国道事務所管轄内で、このエリアは最後に残されたアスファルト舗装でした。交通量が多いため、アスファルトだと頻繁に補修が求められる。ここをコンクリート舗装にすることは、名古屋国道事務所の強い希望でした。ではなぜ今まで着手されていなかったのかと言うと、それはひとえに「とてつもなく大変な工事になると予想されるから」です。
まず、交通量が多い。名古屋エリアの要となる交差点で、自動車はもちろんトラックを始めとする特殊車両が頻繁に通行します。そして終日車線規制は1車線以内、夜間工事で即日復旧し、朝には開放する必要がある。難しい工事になることは、容易に想像がつきます。そのため今まで複数回行われた入札も、すべて不調に終わっていました。今回入札に参加したのは、は当社を含めてたった2社。
受注が決まった際は、国土交通省中部地方整備局の局長から「ありがとう、これで最後のコンクリート舗装がつながる」と感謝の言葉をいただいたくらい、始まる前から大変な工事になることは予想されていました。
尾張小牧営業所 工事課 工事長(当時) 中日本支店 工事課 担当課長(現在)
大学の土木工学科を卒業し、2000年に入社。2002年以降、多くの現場で優良工事表彰、優良技術者表彰を受ける。「困難な現場であればあるほど、燃えます!もう普通の現場では満足できない体かもしれません(笑)」。